介護等体験の概要
本校では、「小学校及び中学校教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許状の特例等に関する法律」(平成10年4月施行)に基づいて、平成11年度から介護等体験を行い、富山大学教育学部から年間100名以上受け入れています。
介護等体験の概要
- 本校では1人につき2日間の体験を行っています。体験学生は、小学部から高等部までの学級に所属します。
- 児童生徒は、学生を「学生先生」と呼んで、来てもらえることをとても楽しみにしています。
- 朝の会や帰りの会などの学級の時間を始め、国語・数学や、体育、遊びの時間、作業学習などの授業や、校外学習、校内就業体験などに参加します。
- 児童生徒の活動を支援したり、一緒に遊んだり、教えたり、時には教えてもらったりしながら、特別支援学校での1日を体験します。
児童生徒と接するときのポイント
- いいところをたくさん見付けてください。
知的障害がある児童生徒は、理解力や社会適応性に困難が伴いますが、適切な指導・支援があれば私たち以上に熱心に物事に取り組みます。児童生徒のちょっとした努力やチャレンジを見付け、そして、その場で適切に褒めてください。 - じっくりと聞いてください。
早過ぎる会話、難しい言葉等の理解が苦手です。ゆっくり、丁寧に分かりやすい言葉遣いに心掛けてください。コミュニケーションには様々な方法があります。言葉だけではありません。児童生徒の話(働き掛け)をよく聞き、児童生徒の目線に合わせて話してみてください。 - 年齢相応な対応を心掛けてください。
年齢相応な話し方、接し方に心掛けてください。身体的接触には慎重に対応してください。住所や電話番号は教えないでください。名前は「ちゃん」ではなく、「さん」で呼んでください。 - 安全に留意してください。
危険な場面を判断することが難しいことが多々あると思います。気付いたら遠慮しないで近くの先生に連絡してください。
証明書について
- 介護等体験証明書は折ったり曲げたりしないでください。
- 証明書は「免許状授与申請」の際に提出することが必要になります。